自然栽培農法との出会い
「ありがとう」と「もったいない」が紡ぐ2つのお酒のおはなし。
楽しい日々を、健やかな心と身体で過ごしてほしい。
そんな思いから、農薬と化学肥料に頼らない、
太陽、水、土地、生物など、
自然の恵みを生かした
食品を創り、ご提供しています。
最初に生まれたのは徳島の自然栽培米を使用した、
日本酒と焼酎でした。
『人は人だけの力で生きているわけではない。』
その思いから、私達は農業、加工品を作ることをはじめました。
農薬・肥料・除草剤不使用のお米や芋など農産物と蔵の技が生み出す微生物の働きで
純米酒「徳の酒 ありがとう」と米焼酎「徳の焼酎 もったいない」
は生まれました。「微生物の害になるものを使わずに植物の命を見守ること」「農産物と微生物の出会いの場を作ること」
わたしたちが関わったのはそれだけ。
あとは、大自然の赴くままに。
お米の産地は四国・徳島県。
清流・吉野川流域にて栽培。
品種は山田錦とあけぼの。
酒造りに適したお米ができました。
青森が生んだ「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則氏。
木村さんの発案した農薬・肥料・除草剤不使用で育てる栽培方法を「木村式自然栽培」といいます。
わたしたちはその自然栽培農法で「山田錦」と「あけぼの」を育てました。
白米・玄米として食べても安全で美味しい、上質なお米ができました。
上質なお米は美味しい、だからこそ私達は「山田錦」と「あけぼの」をお酒にすることにしました。
お願いしたのは、徳島で1804年創業の老舗、「本家松浦酒造」。銘酒「鳴門鯛」で有名な蔵元。
江戸、明治、大正、昭和、平成と長い時代の中で酒造り一筋。
悠久の歴史のなかで育まれた固有の酵母菌と酒母「熊本酵母」は「山田錦」と「あけぼの」に新たな命を吹き込みました。
精米度合いは60%~70%、杜氏の積み重ねた経験と高度なセンスが要求される山廃仕込み。
そして無濾過。
「蒸し上がった米は堅くて山廃は米がつぶれにくい為、溶けないのでは?と心配しました。
しかし出来上がってみれば酒粕が少なく、濃潤で香り高い、度数も18.2度のよいお酒が出来た。
自然栽培米は菌の命が育ちやすいので、こんなお酒ができたのかなぁ」と杜氏さんは笑顔ではなしてくれました。
※杜氏(とうじ)とは日本酒の醸造工程を行う職人さんのことです。
純米原酒「徳のさけ ありがとう」の飲み方
無濾過で香り高い濃醇旨口タイプの日本酒です。
何も加えず、薄めず、冷やしてお飲みください。
グラスに注ぐとトロっとした味わいと濃醇な甘み、
適度な辛さをお楽しみ頂けます。
ボディのしっかりした味わいが魚介料理にも、肉料理にもあいます。
料理の味を引き立てながらも、後味のすっきりした日本酒になっていることに驚かれるはずです。
純米原酒「徳の酒 ありがとう」。
農業の神様オオゲツヒメの国 阿波で生まれた、新しい日本酒の提案です。
お酒の特徴
最大の特徴は「木村式自然栽培」によってつくられたお米を原料としていることろです。
「木村式自然栽培」とは肥料、農薬、除草剤など、外から持ち込むものを一切使わずに土と水の中にある有機物、無機物、微生物の働きによって作物の力を最大限引き出し、健康で元気な作物を作る農法です。
自然栽培でつくったお米なので、お酒を造るための糀菌と酵母がお米のデンプンを純粋な糖とアルコールに変化させています。
そのため奥深い味が出るのです。